家族滞在ビザが更新できないのですが、どうすればいいでしょうか？とお問い合わせがありました。・・・家族滞在で更新できない最大の理由は、「働きすぎ」という場合があります。働きすぎて、何故ダメなのかというと、「家族滞在」の意味を考えればわかることです。この在留資格は、就労ビザではありません。しいていえば、「資格外活動許可」を取得して、週２８時間以内であれば働くことができるのです。

今回も、この「働きすぎ」で、更新できないと思いお話を聞いてみました。詳しく聞いてみたところ、全く別の理由で更新が出来ないという事が分かったのです。簡単な例を上げます。

夫：ベトナム人「就労ビザ→技術・人文知識・国際業務」

妻：ベトナム人「家族滞在」

この夫婦が、日本に住んでいます。この場合、夫の在留資格（就労ビザ）が更新で「不許可」になった場合、妻の在留資格「家族滞在」も「不許可」とされてしまうのです。訳が分からない人のために、もっと簡単に言うと・・・・

夫の在留資格が不許可になった場合、夫は不法滞在者になるのです。その不法滞在者の妻も不法滞在者となり、在留資格が不許可とされてしまうのです。

この場合は、まずは夫の在留資格が、今まで許可されてきたのになぜ不許可になったのかの原因を探し、再申請して在留資格を更新許可をもらわなければなりません。夫の在留資格が更新されれば、妻の家族滞在も許可されます。（この場合の妻はアルバイトなどの労働はしていません。）

このように、在留資格の更新できない理由は様々です。在留資格の更新が迫っている方や、変更を希望する方は、一度お問い合わせください。